おかげさまで『旅猫リポート』がノミネートされました。
文学賞にノミネートされると、選考会の当日に結果が来るまで関係者で「待つ」待ち会を行う作家さんが多くいらっしゃいます。
待ち会の形式は人それぞれ。
うちの待ち会はどんなかというと、キッチンスタジオ借りて朝一番から私と担当編集さんたちと数人がかりでお好み焼きのタネと料理を仕込み、
「2時くらいから振る舞うので、時間が空いてるときに暇な人が寄っておやつ代わりに食べてってください」
という形式で、のれんが開いた瞬間から選考結果が来るまで私が延々お好み焼きを焼き続けるという文化祭の屋台のような珍奇な待ち会になっております。
お客さんは直接担当ではない編集さんとか、営業さんとか、映像関係の方とか……大体はノミネート作の出版社の近くでやるので、事務の方とか校閲の方とか日頃会えない裏方さんもいらっしゃいます。
今年の直木賞の待ち会には、『図書館戦争』の実写映画を編集中の佐藤信介監督、 『県庁おもてなし課』を編集し終わった三宅喜重監督も来てくださいました。
『図書館戦争』には阿部丈二くんも出演しております。佐藤信介監督とは『砂時計』のときにご縁があったそうで、『図書館戦争』で再会となりました。
そしてこのときの待ち会はついにお好み焼きのタネが30リットルに到達しました。
(待ち会の翌日、お好み焼きを焼き続けた手が捻挫状態に。賞の待ち会で作家が手を痛めるというのも本末転倒甚だしいですが)
そんなわけで吉川もお好み焼きを30リットル焼く気満々です。
気心知れた人たちとのお祭りを楽しむ機会を与えてもらっているようなものなので、ありがたいなぁと思います。
(待ち会の本来の目的は完全に見失ってますが。直木のときは連絡の入る携帯を鞄の中に入れっぱなしにしてて、編集さんたちに「携帯は!?」とえらいこと怒られました)
選考は3/4ですが、今回は選考が終わったちょうど一ヶ月後にノミネート作の舞台を皆さんと楽しめるので幸せだなぁと。
4/3、劇場でお会いできるのが楽しみです(^-^)/
そしてそして、今日は阿部丈二くんが所属する「演劇集団キャラメルボックス」の公演の初日です。
藤沢周平『隠し剣・鬼ノ爪』『盲目剣・谺返し』の二本立て。
丈二くんは『隠し剣』に出ています。
『盲目剣』には『旅猫』に出てくださる菅野良一さん・坂口理恵さんも!
殺陣がガンガンに入ったかっこいい舞台だそうですので、『旅猫』のお客様もぜひどうぞ~。
『隠し剣』の丈二くんの役を観てから『旅猫』を観たら、振り幅の広さにびっくりするかもしれません☆
たぶん『阪急電車』を読んでから『図書館戦争』を読む並の無茶な振り幅になっています(笑)